映画日記

いま、会いにゆきます スタンダード・エディション [DVD]

いま、会いにゆきます スタンダード・エディション [DVD]

期待度0で鑑賞開始。世界の中心が全くだめだった私は、これも同じようにだめなのだろうと半ば決め付けていた。どうせ途中で寝てしまうだろうと思っていた。
だけど、まず子供の演技にぐっときてしまった。そして竹内結子の登場。右側から撮られている表情の圧倒的なきれいさ。そして、やさしく響く声。
正直、この映画が私にはだめだろうと思っていたのは竹内結子が苦手だったからだ。
だけど、見ているうちに「ああ、私は竹内結子が好きだったのに」ということを思い出した。映画「イノセントワールド」も連続テレビ小説「あすか」もあんなに楽しくみたのに、どうして私はいつの間にか彼女が苦手になってしまったのだろう。
この映画は、竹内結子のものだ。彼女の「澪」は完璧だ。
もちろん、ストーリーもとてもよかった。世界の中心のような過剰な(私にとっては)悲しみをさそう設定もなく、「澪」が戻ってくるという設定以外はごくありふれた日常を描いているところがとてもよかった。そして最後に「澪」がすべてを語る部分は、幸福なおまけのようで見ていてとても嬉しい気持ちになった。


素晴らしい、映画、だった。


アンチョビ評価 ★★★★★