テレビ映画日記

SOMETIMES IN APRIL
ルワンダ 流血の4月」

「狂気は個人にあっては稀有なことである。しかし、集団・党派・民族・時代にあっては通例である」(ニーチェ善悪の彼岸』)
この映画を見ている間、この言葉が頭の中に浮かんでは消えた。
目の前の人間を殺す。理由は「殺されるべき民族だから」
目の前の人間は、なにからなにまで自分と同じ人間なのだけど、それでも彼らは彼らを殺す。
毎日、毎日、毎日、毎日、大量の人間が理由にならない理由で殺される。
戦いが終わった後、同じ国で彼らは暮らす。
私が暮らしている同じ地球の上で起こった事実。