2004-06-24 「二十歳の原点」 高野 悦子 「独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である」 高野悦子さんが鉄道自殺を遂げたのは、1969年の今日。 その日に間に合うようにと、一気に読んでしまいました。 いつも強くあろうとする彼女、それは人間はとても不確かで弱いことを知っているから。 もっともっと自分には勉強が必要だと感じながら、日々好きな男のことで一喜一憂する自分との葛藤。 人はだれでも演者である。そのことに善悪はないのだと思う。 ご冥福を心からお祈りしたいと思います。