「阿修羅のごとく」

阿修羅のごとく [DVD]
劇場公開時からすごく見たかったのを、先日DVDにて購入。
4人の女優全ての演技が素晴らしかったです。あ、桃井かおりもね。
4人の中でも、黒木瞳さんは「こんな役も意外にはまるんだ」と新しい発見がありました。


確かに兄弟というものは不思議な関係だと思う。
4人もいると、仲が良いのと悪いのに分かれるのも分かる。
私の場合は3人兄弟の末っ子でどちらともうまく話せるのだが、上の二人はとてもぎこちない。
私だけが年が離れているので、年が近いということは大いに影響を及ぼす原因なのかもしれない。


私は兄のことは好きだ。だけど、人間としては全然信用していない。
これは家族共通の認識である。
良い人ではあるけれど、みんなの期待を裏切り続けてきたからである。
そんな兄は、いつのまにかだれからも期待をされなくなってしまった。
当の本人は、そんなことにはみじんも動じていないが、それがまたよけいにたちが悪く見える。


姉は私からはきまぐれに見える。
私は常に心を開いて向かっていくのに、姉の波長に合わない場合はみごとに打ちのめされる。昔は腹も立ったし、母に「あの人は人間的に少しどうかと思う」と打ち明けたこともあったが、今はなぜそうなってしまうのかに興味が出てきたため、ことあるごとに、とりあえず分析してみる。


と、こんなことを書いていると私がまとものように思われるが、たぶん兄弟は私の事を非常におかしいと思っているだろう。
兄弟とはそういうものなのだと思う。