「めぐりあう時間たち」
めぐりあう時間たち DTSスペシャルエディション (初回限定2枚組) [DVD]
- 出版社/メーカー: アスミック
- 発売日: 2003/11/28
- メディア: DVD
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今回は泣いてしまった。
泣いた場面は、ヴァージニアがロンドンに行きたくて行けなくて、駅のホームで夫と衝突する場面。
また、パーティーの夜に、一人涙を隠しながら話すローラにもいつものごとくぐっときた。
そして、泣いたりすることはなかったのだが、メリル・ストリープ演じるクラリッサに圧倒された。
なんで今までぽーっと見ていたのだろう。
どの場面もすごい。ぐーっと入り込んでしまった。
メリル・ストリープは、完璧だ。
誰のために、何のために生きるのか
この話はこのテーマゆえに、出口がない。
ヴァージニアとリチャードは「死」という出口を見つけたのかとも思えるが、実際出口がないことを知ってしまったゆえに「死」を選んだようにも思える。
本当の自分なんて探せば探すほどに見つからなくなるものだ。
たとえば「自分の人生絶好調☆」なてん時に
私らしく生きるってなんだろう?
なんて考える人はほとんどいない。
ようは日々、自分が楽しいと思えるようにすごすことが大切なのだと思う。
思いつめて苦しくなるばかりでは、出口はみつからないのだ。
簡単なことからでいい、気分が良くなることを続ければよい。
私たちの人生は、そんなことの積み重ねなのだから。
2枚組みの特典映像なんてほとんど見ないのだけど、時間があったので見てみた。
大興奮。
だって、ソファーでニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーア、メリル・ストリープが並んで話してるんだもの。
実際に映画で3人並ぶ場面は無いだけに、取り乱すくらい興奮して夫をおどろかせてしまった。
二コールはヴァージニアをつけ鼻をつけて演じているのだが、私はこの顔の二コールが好きでたまらない。
少し半開き気味になっているニコールの口元とベストマッチだと思う。
いつものニコールはそりゃキレイでゴージャスなのだけど、ヴァージニアの時の二コールはその数倍魅力的だ。
アンチョビ評価 ★★★★★