映画日記

「THE LONGEST YARD」

「誰にでもたった一人嘘をつけない相手がいる。それは自分自身だ。」

八百長疑惑でNFLを追われた元トップ・プレイヤーのポール・クルー(アダム・サンドラー様)は、自暴自棄な生活を送っていた。職もなく、彼女の家に住んでいる。彼女の言いなりになることにうんざりして、パーティーの夜彼女の高級車をテレビ中継されるくらいに暴走させる。そして、懲役3年の実刑となり、テキサスの刑務所に収監されることになった。
刑務所の所長は看守チームを所有していて、自分のチームを強化させるためにあらゆる手を使ってクルーを自分の刑務所に入れたのだ。刑務所での生活、刑期、いろんなものを材料にクルーは仕方なく、看守チームの当て馬となる囚人チームを結成させられる。ならず者ばかりの刑務所でトライアウトを行ってもろくな選手が集まらない。それでもクルーの人柄とフットボールの魅力にだんだんと人が集まり始める。だんだんとチームは形らしくなっていき、手ごたえを感じるたびにメンバーたちのモチベーションも上がっていく。最初は「意地の悪い看守に仕返しする」という目的で集まってきたメンバーも、フットボールでチームがひとつになることを楽しみだす。数々の妨害工作にも耐え、いよいよ試合当日を迎える。
なんと、試合は全国テレビ中継。盛り上がるメンバー。看守を目の前にして抑えられない怒り。ボールそっちのけで看守に飛び込む選手たち。それをクルーがまとめる。メンバーたちのやる気がだんだんと観客の反応さえ変えていく。
前半が終了した直後、そんなクルーに非情な問題が突きつけられる。なんとしてでも看守チームに勝たせたい所長からクルーに命令が下る。八百長を強いられるクルー。わざと失敗を繰り返し、メンバーから浴びせられる罵倒と冷たい視線。
だけど、そんなクルーを一番罵っているのはクルー自身なのだ。メンバーみんなの気持ちを一番理解しているのもクルーなのだ。大切なものは何なのか?自分自身を裏切ってでも自分を守ることが一番大切なのか?
嘘というのは、本当のことさえ言わなければつき続けることが出来る。はたから見てどう考えても嘘だと分かっても、本人がつきとおしてしまえばそれは可能だ。だけど、自分だけは本当のことが分かっている。何から何まですっかり知っているのだ。そんな自分に対して嘘をつき続けるには、自分自身を納得させる理由が必要なのだ。だけどその理由がとるにとらないものに感じられたら、ひとは嘘なんかつきつづけられないのだ。
そして、本当の気持ちは自分もまわりも変えていく力を持つ。

相変わらずアダム・サンドラー様は素敵でした。これを見る前に、昔懐かしいこれ

を見たのですが、アドム・サンドラー様はものすごく進化していますね。素晴らしい。彼の作品はこれからもつねに期待です。
もうすぐ公開されるこれも楽しみーーーーーーー。
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