DVD映画日記

「REIGN OVER ME」

アダム・サンドラー様とドン・チードル
どうしても、どうしても、アダム・サンドラー好きとしては、物足りなかったという感想は隠せない。どんなにがっかりな邦題だろうとも「チャックとラリー おかしな偽装結婚!?」を見たあとの満足感には、届かなかった。やはり、高らかな笑い声とともにぶちギレるアダム様が私のツボであることを再認識。
と、いうことでこの作品に関しては、ドン・チードルを主体にしてみる。
9.11により、家族を失ったチャーリー(アダム・サンドラー)と偶然街で再会したアラン(ドン・チードル)。チャーリーの悲しみを癒すことで、アラン自身も少しずつ変化していく。
とにかく、チャーリーの寄せ付けなさっぷりはすごくて、人が人を癒すことなんて、本当は幻想でしかないのかもしれないと思わされる。ほおっておいたら、だめになってしまうであろう旧友を前にして、自分の無力さを痛感させられるアラン。だけど、アランは間違いながらも、チャーリーの心に少しずつ近づいていく。
私にも「ちからになれたらいいのにな」と思う人がいる。私はアランのようになれるだろうか?