テレビ日記

福祉ネットワーク ただ、歩く −半身マヒの体で挑む四国300キロの旅−
http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/calendar/
「なぜ、こんなにつらい思いをしてまで歩くのですか?」とたずねたディレクターに、高橋さんはきっぱりと言い切る「おれには、歩くことしか出来ないから」
2度の脳内出血で、高橋さんは、それまでの高橋さんとは違う高橋さんになってしまった。
まわりの人の支えを受け止め、自分に出来ることをしながら精一杯生きようと高橋さんは考えていた。そして、選んだ300キロの旅。1日に10キロ歩くことが、非常に困難な高橋さん。それでも、毎日目標を決め、ただ、歩く。
だけれども、高橋さんと出会う人たちは、その、ただ、歩く姿勢から何かを学んでいく。
旅の途中で、高橋さんが「生きてさえいれば」と言っていた。うろ覚えだが、「生きてさえいれば、いいことがあるかもしれない」というようなことを言っていたと思う。高橋さんがそう思えるまでには、きっといろんなことがあったのだろう。だけど、多くの説明はなく、高橋さんは、ただ、そう言った。
私は、まず、私自身を知り、私に出来ることからするべきなのだ。そういう毎日が、私をどこかへ導いてくれるのだから。