hirocco2010-07-12

「RACHEL GETTING MARRIED 」
時として映画はとても個人的な物語に置きかわってしまう。
レイチェルの結婚」を私は2回に分けて見た。時間の都合上だったのだが、あのまま最後まで見てしまったら、ひどいことになってしまったかもしれないとも思う。
私はここ何年もだれにも本当の気持ちを話したことがない。そうするうちに自分に「本当の気持ち」があるのかさえ分からなくなってしまっていた。
しかし、この「レイチェルの結婚」を途中まで見た後、眠りにつこうとした私は、身体の奥底からどろりとこみ上げてきた「本当の気持ち」にとらえられてしまった。そして、本当に何年かぶりに100%のさみしさにつつまれて声を上げて泣いた。泣くことしか、表現の仕方が分からない、そんな気持ちだった。
そしておそるおそる最後まで見たのだが、今も私は「レイチェルの結婚」にとりつかれている。