忘れてた

もうすぐ、姉の誕生日だった。忘れてた。
母の誕生日もよく忘れる。
以前、母の誕生日を忘れていて何もしなかったとき、母はなんとも思っていなかったが、姉は私のことを激しく罵った。
姉に言わせると、私は自分のことしか考えていないそうだ。
当たり前だ、私は殺人的に忙しいのだ。
この前休んだのは8月7日だ。
それ以来、毎日5時半に起きて犬のように働いているのだ。


忘 れ る こ と を 許 し て お く れ !


離れて暮らすと、家族も少し他人行儀になる。
姉は、なんだって私の全てを否定するのだ?


三者にジャッジしてもらうと、やはり姉のほうが理不尽ではあるようなので少し安心する。
確かに母の誕生日のその日は忘れていたけれど、その後に電話をかけたり、他の場面でフォローはしている。
逆に問いたい。


何 で そ ん な に い ろ い ろ 覚 え て い ら れ る の ?


こんなことを書きながら、姉にも愛すべき面はある。
そして、姉がこんなに私を罵る理由も私はうすうす気づいている。
だから、何にもいわないよ。
だから、今度の誕生日に欲しいものを聞くよ。
だから、会いにいくよ。


わ が ま ま な 妹 を 許 し て お く れ。