読書日記

hirocco2007-04-03

「陽炎ノ辻―居眠り磐音 江戸双紙」
先月突然に「居眠り磐音読みますか?」と聞かれ、気づいたら最初の3冊を受け取っていた。私の「居眠り磐音」が始まってしまった。話によると現在で22巻まで出ているというではないか、これからしばらくどっぷりと付き合うことになりそうだ。ま、とにかく1巻目。
磐音の人柄のせいもあって、どんどん読める。しかし、なんせ時代小説なれしていないので、年号や人の呼び方やなんかを読むのにすこし時間がかかった。1巻目は、最初から「あらあら」という感じで、思ってもみない展開。「なんでー?」という疑問の中、話はずんずんと進む。1巻に5話入っているのだが、最後の話は結末を知りたくなってぐいぐい読んでしまった。うん、面白かった。
時代小説を読むたびにいつも、食事の場面がくうっとくる。なんでだか、すごくおいしそうな食事に思えるのだ。あんまり時代小説は読まないのだけれど、今まで読んだものはすべて食事がおいしそうなのだ。その部分を読むと、無性に和食が食べたくなる。それもごはん、たくあん、焼き魚、梅干なんかの取り合わせで。うー、今書いていても食べたくなってきたー。
時代小説なれしていない人が、最初に読むのにはいい本だと思う。さて、2巻目に突入。道は長い。