読書日記

hirocco2007-04-26

「龍天ノ門―居眠り磐音江戸双紙」
居眠り磐音5巻目。いけない、ペースが落ちてきている。毎日「世界ふれあい街歩き」ばっかり見ている場合ではない。(ああ、昨日はマドリードボローニャ2本も見てしまった)
磐音のお姫様は、いまだ取り返せず。ほんの一瞬お互いの気配を感じるところまでは、近づいてきた磐音。がんばれ。
磐音は相変わらず江戸で誠実に暮らしている。金の多い少ないで動かず、誠意を持って仕事を引き受け、人と接する。「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」でも「礼儀正しさにまさる攻撃力はない」と書かれていたが、磐音の仕事や暮らしぶりを読むと「なるほどな」と思わざるを得ない。
痛快時代小説だが、私にとっては、仕事や生き方に通ずるものを読み取ることもできる、自己啓発小説となりつつある。磐音を読んだ後は、なんとなしに心が穏やかになってしまうのだ。まだ先は17冊もあるので、当分穏やかな私でいられそうだ。