映画日記

「The Source」

ビートニク [DVD]

ビートニク [DVD]

時に映画を知らないものを知る手段のひとつとして使う。今回は「ビート」を知るために、「ビートニク」を見ることにした。
この世界には、まだまだ私が読まなければいけない文章があふれていて、圧倒的に時間が足りない。死ぬまでに読まなければいけない言葉たちと私が出会ってしまった映画「ビートニク
ジョン・タトゥーロによる「HOWL」のリーディングを何度も見ながら、文字を声に出すことの深い意味を感じる。詩はやはり、ただもくもくと読み込むよりもこのように大きく声に出されるべきなのであろう。本当にこのリーディングは素晴らしかった。「表現」とはこういうものをさすのだろう。
心のありようを表現する手段は何だっていい。思いついた言葉を書き連ねること、裸で写真を撮ること、路上で暮らすこと。年をとっても、世間につまはじきにされても、いきなり時代の寵児にされても。
たくさんのインタビューやニュース映像やリーディングによって構成されているのだが、なんともいいがたくすっかりうまくまとまっている。ものすごく楽しく見ることが出来たし、何回見ても飽きない。というか、1回では足りなかった。