テレビ映画日記

hirocco2007-11-06

「LES AVENTURIERS」
さすが私の大好きな60年代。音楽も、映像も、素晴らしい。闖入者であるレティシアを大切に思う男2人の様子もとても微笑ましかった。友情はいつしか変化の兆しを見せ、それぞれが複雑な気持ちを抱える。そして、訪れる死。
なにもかもがバラバラなまま、冒険者たちの冒険は終わる。刹那的な時代を象徴するように。
最後に出てくる海に浮かぶ要塞のような建物は、私の理想をすっかり形にしたようなもので、数年前初めて見たとき、すっかり心を奪われてしまった。
「海の中に建っていて、窓から下を見ると海なの。建物の周りは、何にもないの。」
私の住みたい理想の状況を説明すると、そんな感じなのだ。まさに、まさに、この要塞なのだ。
いつか、いつか、訪れたい。

冒険者たち [DVD]

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