DVD映画日記
「黒い十人の女」
- 出版社/メーカー: 角川ヘラルド映画
- 発売日: 2007/01/26
- メディア: DVD
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テレビ局に勤める船越英二は、とにかく女にだらしがない。そんな船越英二にうんざりしながらも、突き放すことが出来ない女たち。「あんな男と思っていても、他の女と仲良くしているところをみると、ついつい腹が立って自分のものにしたくなる」と、どの女たちも思っている。宮城まり子を別にして。彼女の気持ちだけは、少し他の女たちとずれている。ちょっと古典的なのだ。
ま、とにかく、そんな女たちが集まって、こうなったら船越英二を殺してすっきりしようと話し合う。船越英二の妻は、山本富士子。愛人の筆頭が岸恵子。この二人は別格に美しい。
特に後半の岸恵子は、どこをどうとっても、美しくかっこよかった。中村玉緒のかわいらしさとは比べられないくらいの、美しい生き物が画面にただ映っていた。
そして船越英二のかわいらしさ。だめな男のかわいらしさをすべて網羅しており、出てくる場面ではほとんど笑ってしまった。途中で、新しい女をひっかける場面があるのだが、素晴らしかった。ほうほう、このようにしていれば、それは女の数は増える一方であるなと感心してしまった。
この先、もういっぺんくらい見るだろうと思う。