佐藤浩一がすごく良かった。近年の佐藤浩一はとにかく何をやらせてもいい。年齢を重ねるごとに「ふわっ」とした感じが追加されていくようで、今回の役はとにかく佐藤浩一にぴったりだった。
そして、それと同じくらい良かったのが綾瀬はるか。彼女も役にぴたっとはまっている上に、とにかくかわいらしいので、登場する場面はどれも楽しく見てしまった。
全く個人的な見解で、綾瀬はるかは「ちょっと残念」なポジションの女の子だった。でも、確実に彼女の「ちょっと残念」なポイントは磨きがかかってきており、同年代の役者の中でも確実に綾瀬はるかのポジションが確立されつつあると感じる。私としては、綾瀬はるかはすごくぐっとくる顔と話し方なので、このままどんどん輝いてほしい。
ところで、話の全体から考えると、非常にアメリカン・コメディ的な物語であった。見ている途中で、「このノリ、この展開、このオチ・・・何かに似ている」と感じ出し、エンディングですべてがすっきりした。
アメリカン・コメディじゃーーーーーーーーーーーーーーん!」と。
こういう作品を入口に、世の中の皆さん、どんどんアメリカン・コメディを楽しみましょう!
そうすれば、「あれ、いつのまに・・・」という具合に、見たい映画がいきなりDVDになってしまうような、この現状が打破できると思うのですよ。
この映画の流れが好きで、アメリカン・コメディがダメだった人は、きっと俳優や監督の名前でしか映画が見られない人なのかなぁとも思ってしまうくらい、話の流れは良かった。
さて、西田敏行つながりで、今一番見たいのはこの「ラーメンガール」

ちょっと見ない間に、ブリタニー・マーフィーがえらいことになっていた。