読書日記

「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った? ~世界一わかりやすい経済の本~ (扶桑社新書)

「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った? ~世界一わかりやすい経済の本~ (扶桑社新書)

あっという間に読めたけど、すっごく分かりやすくて面白かった。
サブブライムはさておき、年金の話は本当に知らないことがたくさんあった。
著者が語るように「年金は複雑怪奇」とすりこまれてしまっていて、年金について考えようと思っても最初のとっかかりが見つけられずに、なんとなく分からないまま「年金問題」は自分の範疇からはずしていた。
けれど、実際今も給料からは天引きされているわけだし、必ず「自分の問題」として向き合わなければいけない【年金】。
「未納が増えると年金が破綻する」というのは誤解で、「未納が増えると、税金の払い損になる未納者が増える」という事実はまったくもってわかっていなかった。
インターネットを使うようになってから感じているのだが、最近は自分の関心がある話題にしか詳しくならなくなったような気がする。インターネットは基本的に自分から情報を探しにいかなければならない。テレビのようにこちらの関心はおかまいなしで、次から次へと画面に情報が流れてくるものではないからだ。
私は今までに【年金】という文字を入力して検索したことがあっただろうか?どう考えても1度もないように思われる。そう、だから私の頭の中の年金はテレビや新聞からの”断片的で、しかもバイアスがかかった”情報しかなかったわけだ。情報のバイアスを取り除くということさえも思いつかずにいた。
とにかくすごくすっきりしたので、ぜひともこれも読みたいと思う。
細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!

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